この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
前妻の実子からの相談。後妻から、父(被相続人)が死んだとの連絡あり、法定相続による遺産分割を提案されたが、示された遺産の内容に疑義がある。
解決への流れ
調査したところ、高額の金員が、死亡3年前ほどから直前までにかけて、後妻の名義の口座に移されている。また、不自然に高額なリフォーム等により、被相続人の財産が減らされていた。後妻との交渉は不成立となり、調停になり、適切な財産の開示を受け、円満に調停成立。
調停を提起したことから、後妻が弁護士を立て、弁護士どうしでの話し合いを迅速に進めることができた。相手に弁護士が付くことで、紛争解決が遅れることもあるが、進むこともある。この例は前者の典型的な例である。死亡前の金員の移動は持ち戻されることを、後妻に説得してくれたことが解決につながった。