この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
複数の消費者金融や信販会社に総額約250万円の債務を抱え、何とか返済しているが、少しずつ遅れるようになっているという方からご相談を受けました。個人再生を行えば、債務総額を減らすこともできる方だったのですが、自動車ローンもあり、自動車を引き揚げられてしまうとどうしても困るということでした。
解決への流れ
任意整理を行ってきちんと返済していけるかを詳細に検討したところ、月々の支出を見直してもらうことで、返済原資を確保できると考えられました。任意整理を行い、最終的には、自動車ローンを払いながら、無理なく返済できる金額で各債権者と和解することができました。
自動車ローンなど、一部のローンをどうしてもそのまま残したい方は、任意整理を選ばざるを得ないことが多いのですが、その場合でも、収支を細かく検討し、支出を削っていくことで、無理なく返済できる金額での任意整理を行うことができるケースもあります。どうしてもローンが残った車を残したいという方は、あきらめず、まずは弁護士に、月々の収支をお伝えください。その上で、削れる支出がないかなど、返済原資を確保する方法を検討していきましょう。