この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
住宅ローンの他にも多額の債務を抱えていましたが、なるべく自宅を残しながら借金問題を解決したいとのことで、相談に訪れました。
解決への流れ
住宅ローンは従来どおり支払いながら、それ以外の債務を圧縮することを目指した小規模個人再生の申立てを行い、無事裁判所に再生計画案が認可されました。これにより、大幅に債務額が圧縮された債務額を5年間かけて返済できれば、残りの債務額の免除を受けることができ、また住宅ローンも滞りなく完済できれば、自宅を残せるようになりました。
個人再生では、条件にあてはまる住宅ローンについては支払い続けたまま、他の債務の債務額を圧縮したものを3年から5年をかけて計画通り返済することで、持ち家の自宅を残しつつ、債務の大部分を免除してもらうことができる場合があります。自己破産では、持ち家の自宅を残すことを目指すことは予定されていないので、自宅を残したい方は個人再生の手続をとれる生活状況であるかがポイントになります。