この事例の依頼主
女性
相談前の状況
専業主婦のAさんは、追突事故に遭って首と腰を痛めた結果、いわゆる「ムチウチ」になってしまいました。5か月ほど治療を続けた結果、ある程度痛みは改善したものの、残念ながら完全には治らないまま、医師の判断で治療が打ち切りになってしまいました。加害者側の保険会社担当者から示談金額が提示されましたが、Aさんはそれが高いのか安いのかよく分かりません。ただ、周囲の人たちからは「単なるムチウチなんだから、それだけもらえたら十分じゃない?」と言われ、そのまま示談しようかとも思ったそうですが、念のためということで私の所に相談に来てくださいました。
解決への流れ
提示された示談金額を検討したところ、裁判基準で計算すれば慰謝料が数十万円アップすることが判明しました。また、事故の結果として家事への支障が出ていたわけですが、その点に関する補償額も十分ではないことも判明しました。そこで、Aさんからご依頼いただき、相手保険会社と粘り強く交渉した結果、示談金額を大幅にアップさせた上で早期に解決することができました。
交通事故に遭われた結果、いわゆるムチウチになられる被害者の方はたくさんいらっしゃいます。ムチウチの場合、医師も保険会社担当者も「大したことはない」といった発言をすることがあり、被害者の方自身もそんな気になりがちです。そうなると、加害者側の保険会社から示談金額が提示された際に、深く考えずにそのまま示談してしまうことが多いのですが、このケースのように弁護士が交渉すれば金額が大幅にアップするということがほとんどです。なお、このケースのAさんもそうでしたが、弁護士=裁判=泥沼化して長引くと誤解されている方も多いですが、そんなことはありません。ご希望があれば、示談金額を大幅にアップしつつ、早期に話し合いでまとめるということも可能です。まずは、経験豊富な弁護士へお気軽にご相談いただければと思います。