この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
とある出来事がきっかけとなり、社長を怒らせてしまったために、即日懲戒解雇をされてしまった方からの相談です。組合を通じた団体交渉を行いましたが、決裂。従業員としての地位確認を求め、提訴しました。
解決への流れ
提訴後、互いに主張を戦わせる中で、裁判所としても解雇無効の心証を持ってくれるようになりました。その段階で、和解の席が設けられ、結局、ご本人の賃金数年分(5年以上10年以下)という高水準での解決金を会社が支払うという形での和解が成立しました。
解雇事件では、会社側が一見もっともらしい証拠を作って提出してくることが大半です。これをどう覆していくかが、労働弁護士の腕の見せ所です。事実調査段階で、どれだけの証拠を拾い集められるか。証人尋問で、どれだけの成果が挙げられるか。それによって、会社側の主張の不合理な点を炙り出していくことができるかどうか。今回の事件では、その全てにおいて高い成果を挙げることができ、高水準での解決につながりました。解雇問題に関しても、労働事件に詳しい弁護士への早期の相談を強くお勧めいたします。