この事例の依頼主
男性
相談前の状況
ご依頼者様は、被相続人の看護療養にあたってこられまして、被相続人の方も、いつも、亡くなったらご依頼者様に遺産を全て相続させるとおっしゃっていましたが、それを遺言にすることには「そこまでのことはない」と拒否をされていました。また、被相続人の方は病院に入院されたままで、例えば、公正証書遺言の作成のため、公証役場に行くのも非常に困難な状況でした。悩んだご依頼者様は、当事務所にご相談に見えられました。
解決への流れ
ご依頼いただいた後、私が病院に行きまして、被相続人の方に遺言を残しておかれないと後々、相続人間で骨肉の争いになる可能性があり、親族がバラバラになってしまうことを丁寧に説得しまして、遺言を残されることに、ご納得をいただきました。さらに、公証役場とも調整しまして、公証人の方が病院まで出向いて下さって公正証書遺言を残すことになりました。
遺言者が遺言を残すまでもないとおっしゃっていて、遺言を作成してもらうことが困難でも弁護士に依頼されることで、弁護士が遺言者を説得して、公正証書遺言を残すことはできます。公正証書遺言を残しておけば、後々、相続人間で骨肉の争いになるリスクを相当程度減らせますので、是非、ご相談ください。