この事例の依頼主
50代 男性
相談前の状況
ご相談者様は、管理職として勤務していましたが、納得のいかない理由で配置転換を余儀なくされたため、何か争うことはできないかとご相談に来られました。
解決への流れ
お話を伺う限り、ご相談内容について争うことは難しいものの、毎日4~5時間残業しており「管理職になったら残業代は出ないから」と言われ、残業代は一切支払われていないことが分かりました。ご相談者様の役職に照らすと、残業代の支給がない管理監督者にあたらないことも明らかであり、時効により請求できない部分を除いたとしても、残業代が1000万円を超える見込みであることも判明しました。そこで、未払残業代請求の依頼を受け、会社に対し未払残業代を請求したところ、示談金として1000万円ほど支払わせることができました。
ご相談者様は、未払残業代は支払われないものと思っていたと仰せでした。しかし、実際は、管理監督者にあたるケースは限定的です。本来のご相談内容は見通しとして厳しいものの、聞き取りの中で多額の未払残業代の存在が明らかになり、請求につながりました。