この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
道を歩いていたところ、自動車にひかれ死亡された柏原市在住の被害者Cさんの娘さんC’さんからのご相談。C’さんから保険会社の示談提示額が妥当な額かとのご相談でした。保険会社の提示額を見ると、合計1600万円程度でした。しかし、この提示額は、本来の裁判基準よりもかなり低いので、その旨をC’さんに説明して受任しました。
解決への流れ
保険会社の提示額では、死亡慰謝料と逸失利益が低く押さえられていました。弁護士介入後、保険会社は、2800万円を示談額として提示してきましたが、C’さんは納得がいかないということで訴訟提起しました。そうすると、訴訟上で和解の話になり、結局、3450万円で和解という形になりました。
保険会社の賠償提示額は、慰謝料や逸失利益を低く見積もったり、本来認められるべき損害額を認めていないということが多々あります。今回も、後遺障害慰謝料と逸失利益が低く押さえられていました。今回のように、弁護士が保険会社と再交渉することで、賠償額は大きく跳ね上がることが多数ありますし、訴訟提起をすると、正当な賠償額で話がまとまることが多いです。したがって、交通事故にあわれた場合、示談書(免責証書)にサインしてしまう前に、正当な賠償額かどうか、一度、ぜひ弁護士に相談してみてください。